Linuxでチェックサムの計算や確認をするコマンド(sha256sum)
Linuxのイメージファイル(ISO)等、ダウンロードしたファイルの検証を行う手段として、提供されているチェックサムと照合する方法があります。
その一例として、SHA256の計算、照合を行うコマンドsha256sumの使い方です。
MD5やSHA1もsha256sumコマンドの代わりに、下記のコマンドを使用すれば、同様にできます。
MD5:md5sum
SHA1:sha1sum
指定したファイルのチェックサム(SHA256)を計算する
$sha256sum ファイルパス
ディレクトリ内のファイルのSHA256チェックサムをファイルに出力する
$find ディレクトリ -type f -exec sha256sum {} \; > 出力ファイル
- sha256sumと{の間にスペースが必要
- }と\の間にもスペースが必要
チェックサムを計算するファイルのディレクトリと、結果を出力するファイルのディレクトリは同じディレクトリとしないほうがいいと思う。
出力ファイル自身のチェックサムも、出力ファイルに出力されるので・・・
チェックサム(SHA256)が記載されたファイルと照合する
$sha256sum -c チェックサムが記載されたファイルのパス
実際に試してみた例
上記の例で作成されたCHECKSUMファイルの中身は、こんな感じ
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